コロナ禍で犬を飼う人が増え、幸せな家庭を手にする一方で、残念ながら同時に手放す人もいることも事実としてあります。
いまだにペットショップに並んでいる生き物たちを見ると胸が苦しくなります。
さて、私は犬のプロですので、犬を飼うべき人、飼っても良い家庭など、私の視点でお話しさせていただければと思います。
自分自身、もしくは周りに「これから犬を迎え入れようとしている人」がいるのであれば、ご参考になさってください♪
【時間】
犬を飼うということは、犬にかける時間が増えるということです。
ただご飯をあげて散歩に行くだけではありません。
犬も私たちと同じように「誰かと一緒に過ごす時間」を大切にする生き物です。
そのため、犬を飼う前に「自分の生活の中でどれだけ犬と一緒に過ごす時間が取れるか」を考えることがとても大切です♪
お世話の時間
毎日のごはんの準備やトイレの掃除、体のケア(ブラッシングなど)は犬を清潔に保つために欠かせません。
お散歩や運動の時間
犬はお散歩や運動を通じてストレスを解消し、エネルギーを発散します。これを怠ると、犬が退屈で問題行動(噛み癖や吠え癖など)を起こすことも。
一般的には1日2回、合計1時間以上が理想的と言われています。
遊びやトレーニングの時間
ただ散歩するだけでなく、家で一緒に遊んだり、簡単なトレーニングを通してコミュニケーションを取る時間も必要です。この時間が、犬と飼い主の絆を深める大切な瞬間ですね♪
【経済面】
ハッキリ言います。お金があれば犬を飼っても大丈夫です!
毎月の費用
ごはん代: 良質なドッグフードやおやつ代。犬のサイズや種類によって変わりますが、1か月あたり数千円から1万円以上かかることも。
日用品: トイレシートやシャンプー、リード、おもちゃなど。定期的な買い替えも必要です。
健康管理の費用
予防接種や健康診断: 年に1~2回のワクチン接種や定期的な健康チェック。
病気やケガの治療費: 突然の病気やケガは避けられないこともあり、治療には高額な費用がかかる場合があります。
ペット保険: あくまで任意ですが治療費の負担を軽減するために、ペット保険に入る選択肢もありますが、それも月々の費用がかかります。
その他の費用
トリミング代: 特に毛が伸びる犬種の場合は、定期的なカットが必要。
ペットホテルやシッター代: 旅行や出張の際には、預ける費用が必要になります。
トレーニング代:大事ですね!
小型犬でも一生のうちで300万円程度のお金は必要とされています。
上を見ればキリがありませんが、最低限かかる費用と思ってもらえれば間違いないでしょう。
都会で犬を飼う人、地方で犬を飼う人では飼う意味合いは変わってくるでしょう。
どちらにせよ、究極はお金に余裕があり、時間にも余裕がある人が犬を飼っても問題はありません。
一番厄介なのは、お金もないのに時間もない人。
これは他者が介入する余地がありません。
例えば、犬の躾で困ってるんですけど…と言われて、相談に乗る機会がある私にとって、飼い主側が選べる選択肢は2つ。
1つ目はトレーナーさんにお金を払いトレーニングを依頼する。
→時間と効率を考えたら結局一番良い選択肢だと思います。
2つ目は自分自身で学ぶ時間を確保して実践する。
→学ぶといってもSNSで無料の範囲で学ぶか、本やセミナーで少しお金を払って学ぶかは自由ですが、それでは犬のことは学べても、あなたの愛犬のことについては学べません。結果として、時間もお金も結局無駄になります。
私が知っている一例ですと、犬の保育園に1頭20〜30万円かけてる方も実際にいらっしゃいます。
その犬にとって幸か不幸か、私がとやかく意見を述べる立場ではありませんが、留守番させっぱなしの状態になるよりは、犬のことを理解しているプロが面倒を見てくれるのは安心ですよね。
極端な例と感じるでしょうか?
そう感じる人が多いかもしれません。
目の前のコーヒーに値段をつけるのは店主です。
その値段に対して外野が文句を言うのは違います。
それ相応の価値(コーヒーの価値以外も)があると思っているからお客様がいるのです。
文句があるなら自分でコーヒーのことを一から勉強して自分で淹れるか、インスタントで作るか、選べばいいじゃないですか?
その結果、コーヒーを提供する側の価値が分かるのではないでしょうか?
私は、コーヒーを飲むのは好きですが、勉強するまでの熱意は今のところありません笑
それは、今の私が必要としていなからです。
だから、今日も私はお店に行ってコーヒーを飲みます。
さて、あなたはどうしますか?
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