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犬を飼う必要はあるのか?

  • 執筆者の写真: dogfam
    dogfam
  • 2024年11月27日
  • 読了時間: 4分

たくさんの人たちとの出会いの中で、このトレーナーという職業柄、たくさんの犬たちも見てきました。


そもそもなぜ犬を飼うのか? その必要性について今回は考えていこうかと思います。


まずは感情的な面

一人暮らしや高齢者など、家族や友人との交流が少ない人にとって、「犬」という存在は心の拠り所となる選択肢となるのは間違いないでしょう。

犬との触れ合いは、ストレス軽減や幸福感の向上に寄与し、心の健康を保つ役割を果たしますことも数多くの実験や研究からも分かっています。


犬を飼ううえで健康促進も話題としてあげられます。

毎日の犬の散歩は飼い主に適度な運動を半強制、身体的な健康維持につながります。

上記と少し内容が被りますが、精神的な安定という意味でも。 犬と過ごす時間が心を落ち着かせ、現代社会で多くの人が抱えるストレスや不安を軽減するともいわれています。


家族や社会のつながり

家族の絆を深めることの大きな要因としても犬はクッション的、手綱的な役割も果たしていると思います。犬の世話を通じて、家族が会話、協力する機会が必然的に増えます。

外部とのコミュニティ形成も広がります。犬を通じて、他の飼い主と交流する機会が生まれますし、犬を飼っていなければ行かなかった場所、出会わなかった人や犬など多くん経験を家族、犬たちはする機会が増えているはずです。



あくまで一例ではありますがポジティブな面を挙げてみました。



さて、今回のテーマである「犬を飼う必要性」への疑問。


犬を飼うことの責任

  • 時間と労力: 犬を飼うことには、毎日の散歩、餌やり、トレーニング、健康管理など、多大な時間と労力が求められます。

  • 経済的負担: 餌代、医療費などの費用は、犬を飼う上で避けられない出費です。狂犬病ワクチン、混合ワクチン、ノミダニ・フィラリア予防薬、シャンプー(トリミング)など、健康維持のために絶対にかかる費用。

    ※一説には生涯にかかかる費用として小型犬で最低300万円前後のお金が必要と言われています。


現代の生活スタイルとの不一致

  • 忙しいライフスタイル: 現代の多忙な生活では、犬の必要とする愛情やケアを十分に提供できない場合があります。

  • 共働きの家庭では特に子犬を飼うには難しいケースが大半でしょう。


犬にとっての幸せ

  • 犬自身の幸せ: 飼い主が十分なケアや適切な環境を提供できない場合、犬にとっても不幸な結果になることがあります。

  • 虐待や放棄のリスク: 無責任な飼い主による問題が発生することも多く、ペットとしての犬の扱いに社会的な課題が残されています。



今、すでに犬を飼っている人もそうでない人も、以下の基準を一つの参考にしてみてください。


犬を飼うべきかの判断基準


自己評価

  • 時間の余裕があるか: 犬の世話に十分な時間を割けるか。

  • 経済的に余裕があるか: 犬の一生にかかる費用を負担できるか。

  • 責任を全うできるか: 犬の健康や生活を最優先に考えられるか。


環境評価

  • 住環境が整っているか: 犬を飼うスペースや近隣との関係が問題ないか。

  • 生活スタイルに合うか: 忙しい日常の中で、犬に必要なケアを提供できるか。


犬の幸福を考慮するか

  • 飼うことで犬の生活が豊かになるか、それともストレスを与えることになるかをよく考える必要があります。


犬を飼う「必要性」から「選択肢」へ

犬を飼うことは「必要性」というよりも、個々の選択に基づくライフスタイルの一部と言えます。飼うことが必ずしも全ての人にとって正しい選択ではありません。しかし、犬を飼うことで得られる幸福感や学び、そして犬自身に与えられる愛情が十分に満たされる場合、それは双方にとって意義深い関係となります。



結果、犬を飼う必要はない。




余談ですが、


SNSでたまに拝見するのですが、「保護団体に譲渡を断られたからペットショップ(ブリーダー)から犬を飼った」


保護団体にもさまざまな形がありますし、悪徳な団体も存在するのも事実です。


ただ、大半の団体さんの想いは「同じような経験を2度とさせないための家族探し」をしているのです。


そのため、譲渡条件などが厳しいのです。


これは良いことです。


ペットショップで飼うよりも里親になった方が安く済むか…そんな考えで応募する人も数多くみてきました。


そんな人がショップやブリーダーから犬を迎え入れたところで、まともな飼い主になるとは考えにくくはありませんか?


おっと…


熱が入ってきたので、今回はこの辺で…


また次回、この闇深き世界については語ることにします。


それでは。



 
 
 

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