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譲渡条件は必要か?

執筆者の写真: dogfamdogfam

私自身が保護活動を始めたのが、2012年の12月でした。


トレーナーとして活動を始めたのもこの頃で、当時は仕事もないのでボランティア活動に勤しんでいました。


保護団体に所属した当初のことはよく覚えています。


拙い文章で団体にメールを送り、寒い中、車のハンドルを握り、不思議と緊張することもなく団体の代表と面会したあの日のこと。


私みたいな素人同然、だけど一応プロという立場で団体側は歓迎してくれました。


当時、県内の収容施設は常に犬や猫でいっぱいで、職員、団体さんも必死に活動していました。


その光景は今も目に焼きついて離れません。


自分でも預かることはもちろん、トレーニングをして活動する、誰かのために、犬のためになると思い全力で取り組んでいました。


お金をもらっているわけではないので、バイトをしながら、たまにトレーナーの仕事をして、ボランティアは毎日やる…今思えば、もうちょっと本業頑張ろうよという笑


そんな生活をしていく中で、日本の犬猫に対する課題など、今まで見えてこなかったものが見えてきます。


3年ほど活動をし、ある日をきっかけに所属団体の脱退を決めます。


そこで、新しく団体を作るわけですが、大事なコンセプトとして、「譲渡して終わりではなく、譲渡後もその命を大切にしてくれる方に引き継ぎたい」


今回のテーマまでだいぶ延ばしましたが、「譲渡条件」を設ける意味として、


面倒だな…と思わせる譲渡条件を提示することで、譲渡元(団体側)は犬の幸せを第一に考え、新しい飼い主が責任を持って飼育できるかを確認しているのです。


条件を見た際、「厳しい」と感じるかもしれませんが、これらは犬が安心して暮らせる環境を提供するために必要な基準と団体は考えています。


もしこれらの条件を満たせる場合、一歩先に進めます。


一方で、条件に不安がある場合は、犬を迎える前に生活環境や考え方を見直すことをオススメしますね。


生意気のように感じますかね?


でも、多くの団体は利益のために活動しているわけではありません。


ショップでは飼い主を選ぶ権利はありませんが、団体は選ぶ権利があるのです。


それを理解せず、「団体に断れらたからショップで犬を買う」という判断、行動をした人たちの中で、生涯にわたって犬を幸せにできる人がどれほどいるのでしょうか?


その中でも素晴らしい人はいるかもしれません。


でも、ここまでご覧になった人の中で、図星かも?と思った方も多いのではないでしょうか?


譲渡条件はハードルになります。


これは、団体側にも里親側にもメリットがあるとあると分かっていただけてのではないでしょうか?



ではまた。

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